『悪の会計学 キレイごと一切なしの裏会計入門』
2012年6月12日 | 読書
またまた、元国税調査官の大村大次郎さんの本です。
『裏会計』って、なんて刺激的なんでしょう(笑)
この手の本、嫌いじゃないんです。というか好きです(汗)
以前は別冊宝島とかが好物でした(爆)
残念ながら、目新しいことはありませんでした。
まぁ、自分の専門分野ですから当然といえば当然。
勘違いしないでください。悪の税理士をしているわけではありませんからね。
本のタイトルは刺激的なのですが、基本的なことが解説されています。
税務会計の抜け穴はこんなところにあるんですよ!という素人向けノウハウ本です。
『「いいわけのできない作りごと」はしてはならない』
適確な示唆です。
形式が整っていれば何でもOKということはありません。
最低限でも「いいわけのできる」ことをしなさいということにも読めるのですが、嘘のエビデンスなんか揃えてもダメですよ!というご指摘です。ごもっとも。
例によって、素人向けのノウハウ本だということに注意しなければなりません。
本書に記載されていることで節税できることはあるのですが、要件と実態が伴っていることが絶対条件となります。その絶対条件が正確に解説されていないんです。ということで、そのまま実施すると事故になるものがたくさん記載されていますので、くれぐれもご注意くださいね。顧問税理士にうちの会社でもこういうことはできないの?と質問するのはありです。
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