コラム

会社法監査のみの大会社

2011年2月9日 | 時事

公認会計士の就職難を解消させる方法

愛読しているブログにおもしろい記事がありました。

私は林原のように、会社法上の大会社でありながら会計監査人監査を導入していない非上場会社を時折見かける。監査報酬を払うより、罰金を払ったほうが安いという判断が働いているのだろうか。なかなかカネを借りてくれない企業が増えている中、取引金融機関も「会計監査人を入れましょうよ」と言おうものならその企業から出入り禁止を食らうかも知れない。地元有力企業である林原もそういった1社だったのではないか。
【■財務アナリストの雑感■  シーズン4】より

金証法監査義務のない(=非上場会社)会社法上の大会社というのが実は結構たくさんあるものです。

会社法の大会社であれば、会計監査人の会計監査を受けなければならないことになっている訳ですが、受けていない会社というのもあるのです。
上記で指摘されている通り、監査報酬の方が罰金よりも高くなってしまうという妙な制度になっているためです。

オマケに誰が会社法違反だと訴えるのか?はたまたどこに訴えればいいのかよくわからないんですよね。。。

少なくとも僕は、同規定違反で訴えられた会社を知りません。

筆者は会社法監査と絡めて、会計士の就職難に活用できないものか!?とご指摘ですが、本音は未就職会計士の就職支援ではなく、法令違反しているトンデモ会社に実効性のある対応をすべきではないか。ついでに就職浪人も解消できればラッキーということなのではないかと推察します。

僕的には、収益性が圧迫されている大手監査法人の救済の方が先だと思うです。

大手監査法人がコケたら、浪人の受け皿も新人会計士の教育機関もなくなってしまう訳ですからね。

冗談はさておき、現実に会社法監査を回避している大会社が粉飾という不祥事を起こし、多数の債権者に損害を発生させたわけですから、このような問題が発生しないようにしなければならないと思います。

金融庁に働きかけるだけではなく、僕は法務省と国会議員さまに働きかけて、会社法の罰則の金額を10倍ぐらいにしてもよいかな、と思いました。。。

Are You Hot ? 2011

2011年2月8日 | 時事

1PAC.INCさんがなにやら始めました(HOT)

http://areyouhot.1pac.jp/

2/8-2/10のたった3日間のイベントです。

豪華商品(笑)がもらえるチャンスですねwww

Googleプレイスとの複合検索結果

2011年2月8日 | その他

Google検索結果の変化

最近、Googleの検索結果に変化があったことにお気づきだと思います。

たとえば、「渋谷」「税理士」を複合検索すると次の検索結果となります。

Googleによる「渋谷」と「税理士」の複合検索結果

地域情報を含めた複合検索結果画面の構成

表示項目 表示件数
AdWords広告 3件
通常の検索結果 3件
Googleプレイス 7件
通常の検索結果 5件
AdWords広告 2件
合計 20件

従来は、AdWords広告+通常検索結果10件という構成でした。

よって、検索結果の1ページ目の通常検索結果が2件少なくなり、Googleプレイス連動表示が7件増加したことになります。

AdWords広告を除けば、1ページ目の表示件数は15件となり、従来よりも5件多く表示される仕様になったわけです。

Googleプレイスが上記のように表示されるのは、キーワードに地域情報を含めた場合のみのようです。

SEO的には厄介なことではないでしょうか

AdWords広告はGoogleの収益源な訳ですから仕方がないです。仕方がないと言いつつもGoogleはAdWords広告のスペースを極力圧縮していましたから、Googleのポリシー通り、「ユーザーにとって有用性の高い情報を上位表示」するように検索結果画面を構成していたと思います。

従来型の検索結果は3件と5件に分断されましたので、4件目や5件目に表示されていたURLは明らかに劣位になったことになります。加えて、従来8件目から10件目に表示されていたサイトは2ページ目に繰り下げられてしまった訳ですからかなり劣位になったといえると思います。

追加されたGoogleプレイスの情報もGoogleのポリシーに基づき表示されているのであればよいのですが、どのようなロジックで検索結果を抽出しているのかよくわかりません。

地域情報を伴うGoogle向けSEOとしては、事実上、上位3位までに入らなければ大幅に劣位になってしまったといえるでしょうし、Googleプレイスで如何に上位表示させるかがポイントということになってしまったようです。

GoogleプライスのSEO対策営業が急増

1ヶ月ぐらい前から『Googleプレイスでの上位表示を行います!』という営業電話が急激に増えてきました。

みなさんの会社にも営業電話が舞い込んできていませんか?

電話ベースで話を聞いてみると、『月額3万円でGoogleプレイスの上位表示対策を行います!』とのことです。

はじめは、GoogleがGoogleプレイスを有料サービス化したのかと思いましたが、どうも違うようです。

単純にGoogleプレイス向けのSEOを月額3万円で行います!ということのようですね。

Googleプレイスで上位7位までに入らなければ何の意味もないことにない!?と思うのですよね。

従来のSEO業者は1ページ目に表示させる(=上位10件に表示させる)ということだったと思うのですが、2ページ目にはGoogleプレイスは表示されません。つまり、従来よりも厳しいSEOが必要ということですね。有料でSEOを行おうと考えるサイトが8件以上あれば、どこかが無駄金をSEO業者に払うことになってしまう訳です。

SEO業者は通常、上位表示を保証しませんから、結構リスキーな契約だと思います。

地域情報込みの検索結果に意味があるのか?

うちのHPは昨年までGoogleプレイスで常時1位か2位に表示されていました。
通常検索結果でも3位以内で表示されていた期間が数ヶ月あります。
しかし、問合せにつながったことはほとんどありません(汗)

お金をかけてSEOを行う意味ってあるんでしょうかね(笑)




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上原将人(上原公認会計士事務所) × 阿部淳也(1PAC. INC.)

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