株式会社日本EAPセンター 代表取締役社長 中村葵大様
2009年7月27日
『中村さん!!ご自分の作ったシステムに自信持ちましょうよ!?』
当社が販売している「Internet‐ASK診断®」の利用料設定について最終相談に伺ったときのことです。上原先生のコメントは厳しかった。
当社が販売する「Internet‐ASK診断®」は、適職・適性診断や心の状態が分析出来るシステムで、これをインターネット経由でユーザーに提供するとともに、当社のカウンセラーがメンタルヘルスケアするというものです。
元々の「ASK」システムは、ローカル端末でだけ利用可能なスタンドアローンシステムでした。一度に大勢が利用することや、海外や国内支店からだと、その度毎に…コンピューターを運ばなければならない欠点があったのです。
既に他社が「e‐ASK」という製品を派遣会社に特化してインターネット版を販売していますが、1件当たりの金額も900円以下と、かなり安価に設定されていたのです。当社としては、同じ様なシステムであるので、同金額で販売することを想定していました。
上原先生からは「e-ASK」と「Internet-ASK診断®」の、どこが同じで、どこが違うのか、マーケットの分析と類似商品の分析をどの程度検討して価格を決定したのですか?との基本的な質問を受けたのですが、私は的確に答えることができなかったのです。
そう云われてみれば、「e-ASK」は、インターネットで診断して分析するだけのシステムなのですが、当社のシステムは、メンタルヘルスケアに重きを置いており、「e-ASK」の機能に加え、その後の…カウンセラー(ASK診断士)からの分析や、専属カウンセラーとの面談カウンセリングが出来るところが大きく違うのです。付加価値が全然違うのに価格が同じな訳はないですよね。
それからは直ちに行動を起こして、既にASK診断単体で販売した方々のご意見を聞き、似て異なるシステムの価格を調査した結果、とんでもないことがわかったのです。インターネットでの性格診断や鬱病の診断は、1件10,000円~1,000円と云った範囲に、群雄割拠していたのです。当社の設定価格はこれ以下でした。
様々な分析を行い、付加価値の見せ方とサービスの設定方法を修正して、最終的に決定した価格は、1回ずつの価格を2,500円と決めたのです。これにより、当社の事業計画は、大きく変わりました。
更には、『当社しか出来ないことに、資源を集中すべきですよね!!』とのこと。
これから開始する、《ASK診断士の養成》を強化すべきということです。カウンセリング会社も沢山ある、インターネットで鬱や性格診断サイトも沢山ある。だけど…ASK診断の結果を分析して、立体的な人間として説明し、カウンセリングに活かしていくことが出来るのは、世界中に我が社しかないということを、強く自覚できました。
上原事務所との元々の契約は税務顧問契約なのですが、税務や会計の話だけではなく、経営上の相談も気軽に出来、それにキチンと応えて下さるので、本当に助かっています。
株式会社日本EAPセンター代表取締役社長 中村 葵大
http://www.internet-ask.jp/