対談:独立開業ものがたり

会計士は“ジェネラルであること”が必要です

人と人をつないでくれた上原さん

上原阿部さんが最初に相談にいらっしゃったのは、一昨年の12月、クリスマスのちょっと前。そのときに、仕事の案件が既にあったので、登記を相当急いでおられましたね。たしか、もうクリスマスなのに、年明け早々に書類を作ってくれる人を紹介してもらえないかと言われて。で、その場で僕は“1年間で1日しか休まない”司法書士に電話をしたんですよ(笑)。社会保険労務士に関しても、同じ日だったと思うんですけど、時間を分けて来てもらいましたね。

阿部そうですね。非常にスピーディでした。

上原阿部さんは、特に助成金について迷っていらっしゃいました。創業時に取得できる助成金があるけれども、どれが自分たちの身の丈に合うのかわからないと。でも、大きなインパクトがあるということを直感で感じていらした。ですから、確実に助成金を確保するためにはどうすればよいのかと相談されました。それについては、社会保険労務士でないとうまくいかない手続きの部分があるので「そこは専門家にお願いした方がいい」とお話しして、ご紹介したんです。

阿部紹介料などナシに、人と人とをつなぐ部分をやっていただいた。しかも、皆さん素晴らしい方々。これはネットでいくら探していても見つからなかったなと正直思います。判断基準がわからないから。

仕事の範囲を決める必要はない

──それにしても、会計士さんのお仕事の範囲が予想外に広いことに驚きました。

上原僕は仕事の範囲を決める必要なんかないだろうと思っています。独立する前、僕はある監査法人に勤めていたのですが、その時代に仕事を教えていただいた師匠に「スペシャリストになるな」と最初に言われました。「ジェネラルであることが必要だ」と。経営者は、万能ではありません。その横にいて「今こんなことが起こってるんだよね、どう思う?」と質問されたら、「その件に関してはこうだと思いますよ」と答えるのが僕らの仕事です。もしくは「その件に関しては安易に答えられないから、しっかり調べてから答えます」、あるいは「もっとわかるプロを連れてきますよ」という答えでもいいんです。経営者にとって役に立つ存在であるためには、さまざまなことを広く知っている必要があるということなんですね。

阿部まさに。だから、僕は今でも「こんなことお伺いしていいかわかんないんですけどね……」とか言いながら質問したり相談したりしていますね。それはやっぱり、最初からすごく親切に教えていただいて、わからなかった部分が非常に明確になったということもあるし、やっぱり熱意のある人柄に惹かれたということもあります。自分は熱いタイプなので、そういう人に惹かれる傾向があるんですけど、上原さんは自分以上に熱い人(笑)。損得抜きに相談に乗ってくれる。無料相談で最初に伺った時に、上原さんから「契約をとってやろう」というような気配は全然感じられなかったんですね。

上原もともと「この人たちから契約を取ろう」という意志がないんです。よく商売っ気がないねと言われます(笑)。

阿部そうですね(笑)。それは本当にそう感じました。


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上原将人(上原公認会計士事務所) × 阿部淳也(1PAC. INC.)

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上原公認会計士事務所所長の上原将人によるコラム。

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